氷川きよしは、ここ数年は自分のことをKiina(キーナ)と呼んでいました。そして、2022年1月、自分を見つめなおすため年末で活動を休止すると発表しました。
氷川きよしは2022年紅白歌合戦に出演が決まり、紅組でも白組でもない『特別枠』として歌うとのこと。
そして、今後氷川きよしとしての活動は終了しKiina(キーナ)として活動していくと言われています。その理由と背景についてまとめてみました。
氷川きよしKiina改名なぜ「理由はジェンダーレス」
氷川きよしは長年、演歌界のプリンスとして活動していました。
しかし2019年頃から、自身を『Kii(キー)』や『Kiina(キーナ)』と呼ぶようになり、一人称も『アタシ』など変化していきました。ファンの間でも『きよし』や『きよし君』ではなく、Kiina(キーナ)と呼ばれるように変化していったのです。
そんな氷川きよしがついにKiina(キーナ)に改名し、活動するのではないかと報道されました。
氷川きよしはなぜ慣れ親しんだ名前を捨ててまでKiina(キーナ)にこだわるのでしょうか。
その理由が『ジェンダーレス』です。
ジェンダーレスとは、従来の女性観(レディース)にも男性観(メンズ)というジェンダー(社会性別)にとらわれない衣類・商品・表現を意味する言葉である
つまり、男性でも女性でもない「ただの氷川きよしという人間」を見てもらいたいということでしょう。こういった考えから、『きよし』という男の子の名前を卒業したく改名を望んでいると見えます。
氷川きよしはデビュー当時から男として活動することに抵抗があったとのこと。そして、2019年11月の新曲発表会にて、ついに思いをぶちまけました。
振り返ると3年前の11月。新曲の発表会で、「本来の自分に戻りました。新生・氷川きよし、kii(キー)です」と、呼び名を変えつつあることを喋ったのが最初だった。翌年のデビュー20周年を控えたデイリー新潮でのインタビューでは、「世間が求める『氷川きよし』の姿とは違う。あくまで『演歌の王道』を歩んで欲しい、男らしく生きて欲しいって言われると、自殺したくなっちゃうから、つらくて……」と答えていた。
かっこいい、イケメンと言われながら活動してきたことが苦しかったと吐露しています。そのため、本来の姿に戻るべく、容姿や呼び名をかえていったのです。
2019年11月に氷川きよしは初めて自身を「kii」と呼びました。きよしのkii(きー)とのこと。更にkii(きー)と自然でありたいというナチュラルを合わせて『kii-natural』
こうしてkiina(キーナ)は生まれました。
8月10日に録画した「めざましテレビ」をやっと観ることができました。
kiinaちゃんの意味をちゃんと書いてくださりとても嬉しかったです。
死にたいほど苦しかったと言っていますが、このジェンダーを公開したあとの晴れやかな笑顔がそれを物語っています。
氷川きよし新曲「実体験が切なすぎる」
氷川きよし歌手活動最後の曲としてリリースした『魔法にかけられた少女』Kiina名義での作詞が、こみあげるものがある、セツナイと話題です。
『魔法にかけられた少女』
これKiina最高傑作の1つになるのでは?
胸を打つどころかえぐられるように残酷で切ない歌詞
でも最後に少女は眠りから覚めて本当の自分を取戻すという新たな光射す物語の始まり
本人が言うようにとても良く出来たストーリーになってる
何より実体験てのがもう…
魔法にかけられた少女のMV何度も見て
も、言葉に表すのが難しくて…
今まで口にすることもためらったであろうダークな部分をこんな赤裸々にさらけ出してくれてありがとう🥲
きっと救われる方もたくさんいると思います!EDMで透明感のあるサウンドが秀逸✨#kiina#氷川きよし
歌詞の内容は、性別に苦しみ、男を押しつけられて、心を殺していたが、最後に本当の自分を取り戻すというまさに氷川きよし自身を歌った曲になっています。
この曲は、おそらく今後は氷川きよしとして活動することなく、kiinaとして生きていくという宣言なのでしょう。
ファンであればそれは、すぐにわかります。このような声もみつけました。
「最新曲の紹介のときに、『氷川きよしとしては最後のリリースの曲です』と言ったんです。そうか、今後はKiinaでいくのかなって」
更に長年お世話になった事務所を退所して、独立するとの話も上がっています。
氷川きよしKiina改名「事務所独立へのカウントダウン」
氷川きよしは、イケメン若手演歌歌手として活動してきました。しかし、演歌だけでなく、ロックやポップスなども新たに表現したい思いから独立を考えています。
代替わりした現社長との相性と先代の死で、所属事務所としっくりいかなくなっていた。ベテラン歌手となるにつれ「もっとナチュラルに生きたい」と願う氷川が、今年末での休養を発表する裏には「事務所からの独立」のシナリオがちらついていたのだ。
『演歌界の貴公子』の地位を築き上げた努力はすさまじい物だと思います。それを辞めるためには、更にけた外れの努力をする必要があるようです。
氷川きよしは初代会長に非常に可愛がられていました。会長が無くなったあと代替わりした新社長(会長の長男)にうんざりしているとのことです。
同誌は氷川が独立の意思を固める暴力沙汰がこの夏、氷川のファンクラブ事務所であったと報じた。拳を振るったのは2代目社長で、2012年に亡くなった前会長・長良じゅん氏の長男、神林義弘氏。長年氷川らを支えてきた幹部社員らに対し、会社の金を使い込んでいるとの疑念からだったそうだ。
二代目社長が会社のお金を使いこみ、社員に暴力をふるったとのことです。そのような人物であればだれでも嫌になります。
そのため、氷川きよしは独立を考えているとのことです。
神林義弘経歴顔写真「優しい笑顔のやり手経営者」
長良プロダクションの社長である神林義弘とはどういった人物なのでしょう。神林さんは先代でだる長良じゅんさんが会長となった2003年に社長に就任しています。
それ以前は、ヴィジュアル系バンド『FANATIC◇CRISIS』の音楽プロデューサー兼事務所である『SPEED HOUSE MUSIC COMPANY』の社長を務めていました。
SPEED HOUSE MUSIC COMPANYは、ビーイング系アーティストのマネージメントを行ってきたケンプファーのスタッフが立ち上げた事務所であり、社長の神林義弘はのちに演歌系の大手芸能事務所、長良プロダクションの社長に就任した。
裏方を貫いてきたのでしょうか。これ以上の経歴や顔写真は出てきませんでした。
以下は、2003年父である長良じゅん(神林義忠)さんの写真です。
更に別のプロダクションを経営している弟神林一夫さんの写真も発見しました。
お二人とも、優しい顔をしたやり手経営者です。お兄さんもおそらく同じなのでしょう。
しかし、時代の流れから演歌界はどんどん縮小していき経営も苦しかったのかと。そのため、なんとしても会社を軌道に乗せたいその一心で傲慢な態度や暴力を取ったのだと思います。
二代目というのは難しい存在なのかもしれません。最近では、ジャニーズ事務所のジュリー社長の確執もスクープされました。
キンプリ脱退や滝沢副社長の退職は二代目ジュリー社長の傲慢さが原因と報道されています。
長良プロダクションも同じ道をたどってしまうのでしょうか。続報は順次追記していきます。