壱岐島男子高校生行方不明人物

椎名隼都遺体発見「戸塚ヨットスクールを思い出す」

壱岐島男子高校生行方不明

長崎県諫早島に離島留学をしていた椎名隼都さんが3月1日から行方不明になっていた件について、20日遺体が発見されてしまいました。

椎名くんは以前から「自分などいなくて良い」「死にたい」と周囲に漏らしていたそうです。なぜ、死ななければならなかったのでしょうか。

詳細をまとめてみました。

椎名隼都里親「月収56万金銭目的の毒里親」文春砲
椎名隼都実家は茨城県「離島留学理由は情緒不安定だから」

椎名隼都遺体「気づいて欲しかった」

茨城県出身の椎名くんは3月1日、離島留学先の壱岐島で忽然と姿を消しました。所持金は1000円程度、スマホも所持せず。誰もが生きて発見されることを願っていましたが、残念な結果が報道されてしまったのです。

20日、長崎・壱岐市の離島で見つかった男性の遺体は、行方不明になっていた男子高校生だとわかった。

20日午前、壱岐市郷ノ浦町の原島の岩場で男性の遺体が見つかり、警察による司法解剖の結果、遺体は、壱岐市の高校2年生・椎名隼都さん(当時17)と判明した。

椎名さんは茨城県出身で、離島留学制度で壱岐市の高校に通っていたが、3月1日から行方不明となり、捜索が行われていた。

遺体には目立った外傷はなく、死後2週間以上たっているとみられている。

警察は、引き続き事件と事故の可能性をふまえて経緯を調べている。

死後2週間以上ということは行方不明になり、すぐ亡くなってしまったのでしょう。椎名くんはなぜ死ななければならなかったのでしょうか。

椎名くんは離島留学制度を利用し、中二の頃から里親の元で生活していました。その里親は『虐待をしているのでは?』との噂もあり、椎名くんは何度も「死にたい」「消えたい」とSOSを発信しているのが見られます。

「高校1年生のとき、子どもたちとのやり取りの中で『僕なんていなくていいんだ』としょげて、うちの敷地内にある裏山に隠れたことがありました。そのときは2時間くらいで出てきました

「隼都くんは中3のときに不安定な状態になり、『僕はどうせひとりぼっち』のようなことを言ったり、自分の頭を叩くなど自傷行為をするようになりました。ついに『自殺したい』とまで言い出したので、『そんなことを言うな。目を覚ませ』と両肩をつかみビンタしたことがあります。でもその一度だけで、ほかの子に対しても日常的に手を上げていたようなことはありません」

実の父親もインタビューで「おとなしくて自分に自信がなかった隼都を変えたいと思って、離島留学に参加させた。」と答えていました。実の両親の元で暮らしているときから不安定で、自分の存在を確かめたかったのかもしれません。

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椎名隼都発達障害「うつ病とスマホ依存症」

椎名くんは関係者からの話から『うつ病』だったのではないか、と思われます。自殺願望だけでなく、自傷行為もありました。

更にスマホ依存もあったようです。

今から思えば、最近、気になる点はあったという。もともと隼都さんは「依存してしまうから」とスマホをAさん夫妻に自主的に預けており、21時までの使用というルールになっていた。しかしスマホ依存の傾向が強くなり、2月には話し合いの場を設けた。

スマホ依存はどこの家庭でもあります。大人にもある社会的問題のひとつです。

親ならば、大自然の中で生活すれば改善されるかもしれないと思うでしょう。椎名くんの両親も同じような気持ちで、息子を離島留学に参加させたに違いありません。

しかしながら、それは建前の可能性が出てきました。以下の書き込みをまずは見て下さい。

父親は再婚して新しい母親がいる
実の母親については不明

椎名くんには、父親が再婚して新しい母親がいるのです。椎名くんは中二の時から離島留学に参加していました。多感な年ごろです。新しい母親と馴染めなかったので、父親は椎名くんを離島留学として家から出した可能性は否定できません。

更に発達障害やうつ病、スマホ依存となれば親として手に負えないと思ってもおかしくないでしょう。

椎名くんが発達障害であったたかは不明ですが、引っ込み思案な性格で一緒に新しい母親と一緒に暮らすのは無理であるというのは、想像に難くありません。

困った子供を更生施設に預け死なせる・・・まるで『戸塚ヨットスクール』の再来ようです。

戸塚ヨットスクールとは、80年代に社会問題となった団体で教育という名の体罰を訓練生に強いて多くの生徒が亡くなりました。

〈戸塚ヨットスクール事件〉って何? 今あらためてふり返ってみる

戸塚ヨットスクールは「不登校」「ひきこもり」「発達障害」などの子供を受け入れ、教育と言う名の体罰を行っていました。校長本人は逮捕されましたが出所後も「体罰はしていない」と主張。今は講演などの仕事をしています。

『離島留学制度』は、この『戸塚ヨットスクール』と多くの類似点が見られます。

里親夫婦は愛情を持って椎名くんを指導してきたかもしれません。しかしながら、その叱責は戸塚ヨットスクールの校長同様『虐待の自覚なし』の暴力だったようにも思えます。

自覚がないので警察の調べては当然「虐待などない」と答えるでしょう。戸塚ヨットスクールの校長と同じですね。

更に以下は同じ里親ではないですが、離島留学を利用した子供のSOSです。

帰りたいと夜中の学校に立てこもった少年。
少なすぎる食事に実両親に助けを求めた少女。

表に出ていないだけでもっと多くの子供たちが苦しんでいた可能性もあります。戸塚ヨットスクールも事件として取り上げられたのは数件だけ。離島留学制度も椎名くんの件だけが、たまたま表に出たようにも見えます。

椎名くんに、誰かひとりでも心を開ける人がいれば違う道があったと思うと悔しです。椎名隼都くんのご冥福をお祈りいたします。

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